なんちゃって山屋

閑人備忘録

大人の苛めはみっともないし傍からすると気分が良いものではない

この間、ふと嫌な光景を見る羽目になってしまった。同僚のA君とBさんの間の出来事だった。

Bさんが情報を得たらその情報から必要な部分のみをA君へ伝達、A訓は伝達された情報に従ってオペレーションを実行。簡単に言うとこういう流れの仕事だった。

Bさんは情報の取得と、その情報の中身の取捨選択が若干苦手なようで手間取っていた。結果的にA君への伝達がちょっと遅くなる、と。そこから職場の雰囲気が一気に悪くなった。不機嫌な声でA君は「Bさん、もっと早く情報をくれないとオペレーションが間に合いません。」とか「過ぎた情報はいりませんから、過ぎた情報は伝えてくれなくていいです。」等と不機嫌そうな低い声で矢継ぎ早にBさんに文句を言い出した。

そして、A君に文句を言われ続けたBさんはテンパッてしまい冷静な思考回路がショートし、要/不要の区別がつかなくなり全ての情報をA君へ伝えるようになった。これはやばい状況だなと思っていたら案の定、それ以降Bさんが何を言ってもA君は無視するという陰湿な対応を取り出した。

まあ最悪の雰囲気であったが仕事は無事に終了。定時になって「お疲れ様」の声が飛び交う中、僕はA君とBさんの前に行って「今日は最悪の雰囲気での仕事でしたね。」と一言にこやかに言い放ってやった。Bさんは「ああ…」とつれない返事、A君は「そうでしたっけ? 今日の仕事は楽勝でしたよー。」と何も堪えていない模様。

先輩を蔑ろにするなとか、先輩を立てろとか、そんな綺麗事を言うつもりはさらさらない。言うべきことは言う必要もある。だけどその言い方や、その後の対応次第では、指摘の度を越して苛めにしかならないことをA君は理解していない。必要以上に指摘*1をしたり、無視をしたり、と小中学生の苛めのレベルとAくんの取った言動は同レベルだ。而も悪い事にA君は虐める側に自分がいるという認識すらない。このA君の言動は来損ないの大人が他人を苛めているというみっともなくて、傍から見ていると気分が良いものではないのだ。

因みにA君は子供の父親だったりする。A君のように大人になっても陰湿な苛めをする人間が子供を育てる。子供を育てるということは、勿論の子供の教育の一旦も担うことになる。子供の情操教育等にA君の人間性が影響を与えなければ良いがと老婆心ながら杞憂したりした。

そして最後にBさん。貴方は仕事が出来るんだからもっと自信を持って良いと思うのです。他人から文句を言われたら聞き流すだけが処世術じゃないと思うのです。偶には自分の意見を述べて皆を納得させて欲しいと思うのです。波風を立てないだけがチームワークじゃないと思うのです。敢えて分かり合うために言うという選択肢もあると思うのです。今度ゆっくりとそこら辺について話し合いたいものですね…。

*1:傍から聞いていたら文句や言い掛かりにしか聞こえない